2014/06/30

ボイコレの音声を手元に保存するには

ウエハースに音声を視聴できるシリアル番号が付いたカードが入ってる、ボイコレ。
まどマギのを数枚ほど自分も買いました←

しかし、これって再生できる期限があるみたいですね。
まぁ、権利関係もあるでしょうから仕方ないんでしょうけれども…

とはいえ、せっかくですから手元においていつでも聴けるようにしておきたいところ。

そんなわけで、今回はボイコレの音声を手元に保存する方法を2つ見ていくことにします。


まずは、ボイコレのサイトにアクセスして、アカウントを持っている場合はログインします。


さて、私はまどマギのがお目当てなので、スクロールしてまどマギのイラストを選びましょうか。

さぁ、再生しましょう。まどっちかわいいよまどっち。(殴

んじゃ保存しましょうかー… ってわけにはいかないんですよね、これが。
案の定、Flashを使ったストリーミングになっていて、保存できません。


ここからがメインコンテンツ、保存する方法を見ていくことにしましょう。

方法1:録音してしまう


これが一番手っ取り早い気もします。
そして、権利関係的にも一番問題ないんじゃないかな、と。

私的利用のための録音扱いになりそう、というのが大きな理由です。

Windowsでは、ステレオミキサーを活用して、PC上で流れるすべての音を録音する方法があります。
ボイコレの音声だけを流し、ほかの音が流れていなければ、録音されたデータはボイコレの音声ということになります。

Macの方はごめんなさい。方法2に望みをかけてください。
Linuxの方?ごめんなさい、方法2を使うかWine使うなりなんなりして何とかしてください(殴

今回は、「Moo0 ボイス録音器」というソフトを使いましょう。

「Moo0 ボイス録音器」は、Vectorのサイトからダウンロードできます。
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se459049.html?ds

以前であれば仮面舞踏会♪を使っていたんですが、64bit環境にしてからか録音できなくなってしまいました。
レジストリを使わないのでUSBメモリーからも使えて便利だったんですけどね。

このソフトはインストーラタイプなので、管理者権限を持つアカウントでインストールする必要があります。

追記:ステレオミキサーが使えなくても録音できる「Apowersoft音声録音フリーツール」(http://www.apowersoft.jp/free-audio-recorder-online)というソフトウェアがあるようです。こちらはJavaベースなため、OSも選ばなさそうです。ただ、起動するにはUAC警告が表示されるようで、管理者権限は必要なようです。もっとも、私はこのソフトを使った録音まで試していないので実際に録音できるかはわかりません。お使いいただく場合は自己責任でお願いします。

まずは、「ステレオミキサー」が有効になっているか確認しておきましょう。

タスクバーからスピーカーのアイコンのところにカーソルを合わせ、右クリックした後「録音デバイス」を選びます。


表示された画面に「ステレオミキサー」の文字と「準備完了」の文字が表示されていればOKです。

もし「ステレオミキサー」が表示されていない場合は、「次のオーディオ録音デバイスがインストールされています:」と書いてある下の枠の中で右クリックして、「無効なデバイスの表示」を押したあと、ステレオミキサーのところで右クリックし、「有効」を押します。


次に、インストーラを起動してソフトをインストールします。
インストーラの最初のほうに出てくる、ほかのソフトのおすすめ画面は全部チェックを外しておいたほうが無難でしょう。
今回使う予定のないソフトまでインストールされてしまいますからね。

ソフトが起動したら、準備は万端です。
あとはわざわざこの記事を見なくてもできるでしょう、ボタンを押して録音です。

「録音を開始!」ボタンを押した後すぐにボイコレの画面に移り、再生を開始します。
ボイコレの音声が最後まで流れたら、録音を停止しましょう。


この時のコツは、なるべく押すボタンを近づけておくことです。
「録音を開始!」ボタン→再生ボタン の順ですから、こんな具合に。



かなりきれいに録音できると思います。少なくとも、ヘッドホン端子とマイク入力端子をつないで力技で録音するよりはノイズも小さいはずです。

しかし、せっかくならデータを直接GETしたいと思うところ。

というわけで、裏ワザでも使っていきましょうか。
裏ワザというほど裏ワザでもないんですけどね。

方法2:スマートフォン向けサイトにアクセスしてダウンロードする

ブラウザのUsee Agentという値を変更し、サーバーにあたかもiPhoneなどからアクセスしているよう装うことでスマートフォン向けサイトにアクセスし、音声データをGetしてしまおうという算段です。

iPhoneはFlashに対応していないので、iPhoneにも対応しているということはFlashを使わない方法も提供されているという風に推測がつきます。

まずはUser Agent値をiPhoneのものに変えます。

ちなみに、自分はFirefoxのUser Agent Switcherというアドオンを使っています。
FirefoxかChrome、あとはOperaあたりだとUser Agent値を偽装できたような。
そのあたりはすいませんがご自身でググってください。


うまくいったみたいですね、ボイコレのスマートフォン向けサイトが取得できました。

しかし、音声は流れてきませんね。


とりあえずソースを見てみましょう。




31行目にaudioタグがありますね??
どうやら一意のURLになっているみたいです。
再利用はできなさそう。

Firefoxは便利なことに、リンクをクリックするとその先のページのソースまで取得できるので、今回はそのまま開いてみることにします。



おっと…これはM3Uプレイリストのようですね。

どうやら、スマートフォンに対しては拡張M3Uプレイリストを読み込ませることで対応していたみたいです。
しかもいくつかに分かれている模様… なんと面倒な。←

とりあえずこのM3Uプレイリストをメモ帳にでも貼り付けて、保存しておきます。

そしたら、httpで始まるURLをコピーし、ブラウザのアドレスバーに貼り付けます。


貼り付けた後、ダウンロードが始まるはずなので、適当な名前を付けて保存します。

今回は、1つ目を「madoka-01.ts」、2つめを 「madoka-02.ts」として保存します。



保存したら、先ほどメモ帳で保存したM3Uファイルを書き換えます。
念のため、上書き保存するのではなく別名で保存するようにしましょう。
再度使うことはないと思うのですが、なんとなくというか、精神衛生的に。

新たに書き換えたM3Uデータは、先ほど保存した音声ファイルと同じディレクトリにおいてください。

1つ目のURLの部分をそれに対応するファイル名に、以下同様に再生するファイル名に書き換えていきます。

そしたら、あとは再生できると思います。
M3U形式のデータをダブルクリックすれば、WindowsMediaPlayerなどが起動し、再生が始まるはずです。


ただし、WMPだとボイスデータによっては、M3Uに記述してある音声データファイルの曲長値が無視され、ファイルがただ単に連続再生されてしまいつなぎ目の部分が不自然に聞こえてしまうようです。

VLC Media Playerでは大丈夫だったので、そちらで再生したほうが無難でしょう。

こんな記事書いちゃったら、仕様変わっちゃうかもしれませんね。(殴
まぁ、その時はその時です。
スマートフォンに対応する以上、アクセス元IPで弾くわけにもいきませんからね。 またソースでも覗けば何とかなるでしょう。←

2014/06/27

xrecode Ⅱを使ってCDをFLAC形式やWavPack形式で取り込む

備忘録がてら、タイトル通りCDをFLAC形式やWavPack形式で取り込む方法について。

EACなんかを使ったほうがいいと思うんですけど、こっちのほうが手っ取り早いのでね。


まずは、xrecode Ⅱをダウンロード。
こちらからダウンロードできます。 http://xrecode.com/

レジストリも汚さないので、自分は Portable version を使ってますね。
Windows標準で解凍できるので、7z形式よりもZIPのほうが楽かもしれません。

もちろん普通のインストーラ版でも構いません。まぁ、その辺はお好みで。

xrecodeはほんとにいろんな形式に変換できて便利なのですが、MP3 に変換するには 「lame.exe」 が、 TAK に変換するには 「Takc.exe」 が、MP4 に変換するには Nero AAC Codec (「neroAacEnc.exe」と「neroAacTag.exe」)が必要です。
ライセンスの関係からか、最初から同梱されていないので、上記 exe ファイルを別途入手し、「xrecode」のインストールフォルダ内にコピーし、xrecodeを起動している場合は再起動しなければいけません。
SHN に変換する際には 「shorten.exe」 必要になりますが、こちらは「xrecode」のインストールフォルダ内にある「external」フォルダの中にコピーします。

このあたりが初心者には敷居が高いところ。
ただし、今回お目当てのFLACやWavPackは最初から使えるので、その辺の心配は要らなさそうですね。


さてはて。

xrecodeをダウンロードし解凍 or インストールしたら、起動します。

最初にこんな画面が出てきますが、仕様です。有料のライセンスを購入すればこれが出てこなくなりますが、ワンステップ余計なのが出るだけで機能的には試用版扱いでも問題ないので、今回は素直にカウンターが0になるまで待ってからボタンを押すことにします。

ちなみに、英語版になってしまっている場合はこのあと表示されるメイン画面から言語設定を変更できます。

はい、こちらがメイン画面です。

英語で表示されている場合は右上にあるプルダウンメニューから「日本語 (JP)」を選べば日本語化されます。

「English (EN)」と表示されている部分ですね。

メイン画面が表示されたら、取り込みたいCDをPCのドライブにセットし、挿入します。

すると、次のような画面が表示されます。

取り込みたいトラックを選択して、OKを。

CDによっては、トラック名を自動で取得してくれる場合があります。
ただ、iTunesなどで使われているGracenoteはライセンス料が発生する関係で、対応していません。(iTunesがCD名を取得できるのは、AppleがGracenote社に利用料を払っているため)
そのため、曲名が表示されないCDも多いでしょう。
利用するデータベースを変えれば違う結果が得られるかもしれません。

ただ、調子が悪いのかメイン画面内に表示される変換元リストに追加されないことがあるので、その場合はメイン画面下部にある「CDの取得」を押して、ドライブを選択しましょう。
先ほどのCD取り込み画面が再度表示されますので、もう一度取り込みたいトラックを選択した上でOKを押してください。


次に、変換する形式を選びます。
ここではFLACでも選んでおきましょうか。
スパナのアイコンをクリックし、オプションの設定画面を表示させます。
「CUEシートを作成」にチェックを入れておきましょう。
CDをトラックごとに切り分ける際、役立ちます。
CUEシートとは、ざっくりいうとCDのどこからどこまでがTrack1で、どこからどこまでがTrack2、というような情報を記しているデータです。
これがないと、頭出しができません。


WavPackの場合も同様です。

最後に、出力先(=保存先)が問題ないかを確認し、必要であれば変更します。
「...」と表示されているボタンを押せば、フォルダを選択する画面が出てきます。

あとはメイン画面の右下にある「開始」を押せば大丈夫です。

以上、簡単な説明でした。


ちなみに、CUEシートを使ってデータを分割したいときは、FlacないしはWavPackなどの音源データとCUEシートを用意し、CUEシートをxrecodeにドラッグアンドドロップしたあと変換したい形式(MP3やMP4など)を選べばOKです。