2011/07/04

大臣は王様じゃない。

本日二度目の記事。
頭にきたので少し情報をまとめるがてら冷静になろう。

まずは、この記事を読んでもらいたい。

宮城県知事 復興相対応に不快感

7月4日 14時36分
宮城県の村井知事は、3日に県庁を訪れた松本復興担当大臣が、宮城県が打ち出した水産業の復興策について、「コンセンサスを得ないと何もしないぞ」などと発言したことについて、「国と県は主従関係はないので、命令口調ではなく、お互いの立場を尊重したほうがよい」と述べ、松本大臣の対応に不快感を示しました。
松本復興担当大臣は、3日に宮城県庁で村井知事と面会し、宮城県が水産業の復興策として、漁港を今の3分の1程度に集約する方針を示していることについて、「ちゃんとコンセンサスを得ろよ。そうしないと何もしないぞ」などと発言しました。これについて、村井知事は4日の記者会見で、「松本大臣の強い意気込みが伝わってきたが、国と地方自治体は主従関係はなく、対等のパートナーだ。話をするときには、できれば命令口調ではなく、お互いの立場を尊重した話しぶりのほうがよいのではないかと思う」と述べ、松本大臣の対応に不快感を示しました。さらに、3日の会談で、松本大臣が会談場所の応接室に到着したあとで村井知事が入ってきたことに不快感を示したことについて、村井知事は「遅れて入ったわけではなく、 約束した時間に入った。直前に控え室に秘書に迎えに行かせ、応接室にお招きした。社会通念上、正しい接遇だと理解しており、今後もそのような接遇をしてまいりたい」として、知事側の対応に問題はなかったという認識を示しました。また、松本大臣の発言について、「大臣に問題があったのではないか」という問い合わせの電話が県に殺到していることを明らかにし、「被災者の中には、国と県がしっかり対応してくれるのか不安に思われた人もいるかもしれない」と懸念を表しました。会見では、松本大臣が復興担当大臣にふさわしいかどうかという質問も出ましたが、村井知事は「言及すべきことではない。菅総理大臣が、いちばん正しいと思う人を選んだのだろう」と述べました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110704/k10013955801000.html
NHKの記事はこんな感じなんだけれども、実際はこんな感じだったとか。


YouTube - 松本復興相、宮城県知事と会談 (http://youtu.be/VtUqWdbjnTk)
【映像内容】(わたっぽが独自に書き起こし)
松本龍復興担当大臣が、就任後初めて今日宮城県庁を訪れましたが、村井知事が出迎えなかったことに腹を立て、知事を叱責しました。
宮城県庁を訪れた松本龍復興担当大臣。村井知事が出迎えなかったことで、顔色が変わります。
    松本大臣「(村井知事が)先にいるのが筋だよな」
数分後、笑顔で現れた村井知事が握手を求めようとしますが、これを拒否。応接室に緊張が走ります。
そして、要望書を受け取ると、松本大臣が語気を強めて自らの考えを伝えます。
    松本大臣「県でそれはコンセンサス得ろよ。そうしないと我々は何もしないぞ、だからちゃんとやれ。今、あとから自分(村井知事)が入ってきたけど、お客さんが入ってくるときは、自分が入ってきてからお客さんを呼べ。いいか、長幼の序がわかってる自衛隊なら、そういうことやるぞ。わかった?しっかりやれよ。今の最後の言葉は、オフレコです。いいですか。皆さん。いいですか。はい。書いたらその社は終わりだから。」
松本大臣のこの言動は、波紋を呼びそうです。
んー、さすがNHK、きわどい部分には触れてないですね(笑)

一種の恐喝とも言えるこの発言。
完全に言論の自由を踏みにじった発言。

こんな人間を復興担当にしていいのだろうか?

自分が入ってきてから客人を応接室に招くように求めることそのものが、一般的にはおかしな話だけれどさ。

まぁ、仮にそれが間違っていないと仮定してもだ。
たかがそんな程度のことで、いちいち腹を立てるのはどういう思考回路の持ち主なんだ?

自分が復興に関するすべてを決めることのできる王様だと勘違いしているんじゃないだろうか?

自分に対して最上級のもてなしを求めるのなら、高級ホテルのスイートルームにでも泊まればいい。
村井知事も忙しいかったんだろう。もしかしたら、急に電話か何かが入ったのかもしれない。

それ以前に、こんなことすら想像できず、ましてや相手に対する配慮すらできないような人間は、大臣以前に政治家として失格。ん、大人失格かw

「自分は九州の人間だから」と言い訳している時点で言語道断。
九州の人も、東北のことをわかっている人は居るだろうし、そもそもそういう風に言うこと自体九州の人に対して失礼極まりないとは思わないのかな。


この数ヶ月を通して残念に思うのは、国政に対してのリコール(解職請求)制度が全くないことだ。

仮に国会が暴走したとしたら、国民は総選挙の時までその横暴な対応をずっと我慢するしかない。

こういう意味でも、憲法改正は必要なんじゃないかな。
もっと、民主的な国にしていくためにも。

とりあえず、まず菅内閣には更迭を求めておくこととする。

どうせ、野党も野党でその追及に時間を使って、政局争いが加速するだけで被災地に対する支援策の検討とかが延び延びになっちゃうんだろうけどさ。

もしや、「延命」のために松本氏を任命したのか?

国民をそこまで疑心暗鬼にさせる内閣・政治家・政党は、即刻身を引くべきである。


そのほかの映像:

YouTube - みのもんたの朝ズバッ!20110704松本龍 (http://www.youtube.com/watch?v=78JDSl7a-JU)

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