2011/06/06

MacBook大掃除

ども。今回は一昨日行ったMacBookの大掃除と修理について大特集。

がんばって写真もたっぷり撮りました(笑

是非、同型をもっている方は参考にしてもらえればとおもいます。

そもそもなぜ分解しようと思ったか、というと…

恐ろしいことにですね、
iTunes、Mail、Firefox、iCalをただ開いているだけで、
CPUの温度が80度を突破するというクレイジーな状態になってしまうのですよ。

そりゃもう、CPUのファンは猛回転。でも、全然温度は下がらない。
挙句の果てには熱暴走でまともに言う事を聞かない。

そろそろ寿命なのかな、と思ってみたりもしたのですが、CPUが冷えるようになればまだ使えるんだよな、と思うわけです。

というわけで、最初は内部に詰まって居るであろうホコリを取り除こうと思い、分解を敢行したわけです。

ではでは、分解のプロセスを、写真入りでどうぞ。(笑

まずはケースをはずします。
コインを使ってロックを外し、バッテリーを取り出す
あらあら、バッテリーが膨張してる


カセットテープの両端が浮いているww
これはAppleに連絡してなんとかしなきゃ。
バッテリーを外したら、シールや説明書に書いてあるとおりにメモリカバーを外す



ハードディスクが見えてきた。
マイナスドライバーなどで白いつまみを引き出す
白いつまみを持って、ハードディスクを取り出す
レバーを操作して、メモリを取り出す。
当然だけど、静電気対策をお忘れなく。
メモリスロット付近のネジ3カ所を外す。
反対側の部分にあるネジ10カ所を外す。
光学ドライブ付近のネジ2カ所を外す。
ちなみに、反対側は外さなくてよい。
というか、外すと中でやっかいなことになるので外しちゃダメ。
底面のネジ3カ所を外す。
後ろ側面のネジを外す。
ネジを外し終わったら、いよいよキートップを外そう。
使い終わったプリペイドカードなどを隙間に挟んで、ツメを外していく。
光学ドライブ付近のツメは結構硬いので、根性決めてバリバリいこう。



手前からちょっとずつ持ち上げていくが、思いっきり引っ張っちゃダメ!


キートップと本体基盤をつないでいるケーブルを外さなければならない。
黒いつまみっぽいものをつまんで上に引っ張ればおk。
ピンの数が10ということを考えると、USBデバイスとして扱っているのかな。
まぁ、どうでもいいことだが。(爆
晴れてキートップと本体の分離に成功。
本体はこんな感じになっている。
写真はあえてハードディスクとメモリを取り付けてみた。
さて、CPUへと向かうために、銀色のアルミシールを取り外す。
作業が終わった後再度貼り付けるので丁寧にはがそう。
はがし終わったところ
ケーブルに隠れていて見にくいけれど、CPUファンのネジを外す。
まずは1カ所目。

続いて、残りのネジを外すために光学ドライブ用の接続ケーブルを外す。
基盤を割らないように、でもある程度力を入れて、ゆっくり外そう。
先ほどのケーブルを外したところ。
赤で囲ったCPUファンのネジ3個
オレンジで囲ったヒートシンクのネジ4個
を丁寧に外していく。うっかり内部に落としたら大惨事ww
そのあと、水色で囲ったところにあるCPUファンの電源ケーブルを引っこ抜く。
つづいて、ヒートシンクについている温度センサーの接続ケーブルを外す。
これが意外と外れにくいので、奥の方から写真のように
細めのマイナスドライバーを使って、テコの要領で外す。
このとき、ほかのチップや基盤を傷つけないように注意。
ヒートシンクとCPUファンを外したところ。
左上がCPU、下がGPUになる。
接触面が対応するように並べてみた。
消毒用アルコールをしみこませたティッシュなどで、
丁寧に古いグリスを拭き取る。意外と固まってたりするので、
根気よく丁寧に拭き取りましょう。
しっかりやればピカピカになりますw

新しいグリスを塗って、元通りになるようかぶせる。
今回は、ダイヤモンド7カラット熱伝導グリス(1380円)をたっぷり塗った。
電気伝導性が無い上、銀と比べて熱伝導率がいいみたいなので、今回奮発してみた。
個人的にオススメだが、シルバーグリスでもたぶん大丈夫。
シリコングリスは避けた方が無難。
光学ドライブ付近のツメが散らばってた。
接着剤などで固定されているわけではないので、とれちゃうみたいだ。
外れたら、キートップをはめる前にしっかりと元に戻しておこう。

一応、ここまででCPU周りの修理は完了。
戻すときは逆の手順でやっていけば大丈夫。
ただ、ネジを間違えないように十分注意しよう。
うっかり間違うと、取り返しのつかないことになる。

つづいて、ハードディスクの交換。

ハードディスクは5900rpmと遅めのものだったみたい。


むむ、ネジが特殊…
こんなときに役立つのが特殊ネジにも対応した
ドライバーセット。
秋葉原で700〜900円くらいで買える。
持ってて損はないと思うので、是非一家に1セット(笑
サイズをみていったら、アスタリスク型の
ネジ、T9サイズがぴったりみたいだ。
T9、君に決めたっ!ww
あとは普通に外していくだけ。




分解するとこんな感じ。
あとは逆の手順で新しいハードディスクを取り付けて、バッテリーパックのところから差し込めばOK。
今回は7200rpmの320GBハードディスクを取り付けた。

OSが全く入っていないHDDをセットして、電源ONした状態。
Macらしく、?マークが表示されている。
普通に電源をいれると、上の写真みたいに?マークが表示される。
表示されたら、OSのインストールディスクを入れれば、新規インストールするときと同じように進めることができる。

新規インストールが終わったら、TimeMachineから必要なデータやアプリケーションだけ呼び戻そう。
そうしたほうが、直接TimeMachineから復元するよりも高速化が期待できる。


以上、適当ながら説明終了。

このほかの部分や、ユニボディのMacなどの別機種などは、iFixitというサイトに詳しく載っているので、参考にするといいかも。
ただし、英語なのでそのへんは覚悟する必要あり。
まぁ、難しい英語じゃないし、中学生でも読めるレベルかと。

アドレス:http://www.ifixit.com/
ちなみにこのサイト、iPodなどの修理方法まで載ってるうえ、部品も取り寄せることができる。
もっとも、日本語キーボードなどは当たり前ながら無いけれど。

次回は、膨張したバッテリーパックについてでも書きたいな。

0 件のコメント:

コメントを投稿